目の心身症 目の心身症
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目の心身症 心因性視覚障害 視力の低下

心因性視覚障害 視力の低下 人間の感覚情報の80%以上は目から入ってくるといわれています。
目には二つの使い方があります、視覚的に情報を取り込無為の目と心の目です。 一方、目は心の窓(目は心の鏡)、目力(めぢから)、目は口ほどにものを言うという語句があるように、目はまた人間の情報発信の道具であると同時に、心を写す鏡でもあります。

目はものを見るのに重要ですが、「見る」行為は眼球だけで見ているわけではなく、脳まで到達し脳の中で画像処理して、初めてものを認識しています。最終的にものを見ているのは脳なのです。この脳にストレスがかかると、目に見えているはずのものが認識できないことがあります。これが目の心身症です。

目の心身症のひとつとして心因性視覚障害がありますが、その中でも最も多いのは視力の低下で、これを心因性視力障害とよんでいます。眼科で検査をしても眼そのものには悪い所がないけれど、見え方に異常がある、このような視力障害は、小、中学生などの子どもに多くみられます。

心因性視力障害で、失明することはありませんが、この病気をよく理解し、正しく対応することが重要です。

長野市 山田眼科

眼心身症 女児に多く見られる

眼心身症  腹痛、頭痛、嘔吐などの症状で内科で診察してもらっても,特に病気はなさそうな子供が増えています。眼科においても、『眼の心身症』と判断できる症状が増加傾向にあるようです。

 日本心身医学会による心身症の定義(1991年)によりますと、心身症とは「身体疾患のなかでその発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害がみとめられる病態」とされています。
心身症は身体の様々な部分に対して起こりうりますが、眼に症状があらわれ、て心理的な問題が大きく影響していると考えられるもの、これが目の心身症となります。 

眼の心身症の主な症状としては、チック、眼精疲労、視力障害、眼瞼けいれん、羞明(まぶしさ)、複視、眼球運動障害、斜視など、多くのものがみられます。

■おとなでは、そのなかでも眼精疲労や羞明などが多く見受けられます。
■子どもでは視力障害やチックなどが多く見受けられます。
年齢は7歳~11蔵にピークを持ち、特に女子に多いのが特徴的です。

心因性視力障害  子どもにおける心因性視力障害の発症の環境要因として、親子関係、友人、学校、家庭、最近では塾などもあげられます。塾というのは、塾に行かなければならない時間になると視力が落ちたり、算数や体育の時間になると視力障害が発生したりするのも目の心身症の1つです。

子どものパーソナリティは、子どもの生まれつきの気性に、親子の愛情関係、しつけ、兄弟姉妹の関係、心的外傷、分離体験、受けた教育などの幼少時からの生活体験が備わることで形成されますが、心身症は、そこに家庭、学校などの社会生活におけるストレスが作用することで、不安、緊張、抑うつ、転換ヒステリーなどの心理反応を引き起こし、身体的に自律神経系、内分泌系の失調を招き、そこに身体的素因が加わることで発生すると考えられています。

子ビもたちはその環境の中で適応、失敗をくりかえして成長を続け、強靱な心を持った成人に成長していくものです。しかし、情緒の発達が未熟な場合などにストレスに打ち克つことができず、病気に逃げ込むことによって安定を図ろうとするのではないかと考えられています。

心因性視力障害心因性視力障害の診断法
(1)屈折異常や他の器質的疾患がないかどうかを十分に検査します。
(2)異常が見当たらない場合には、母子別々に面接を行ないます。
(3)発症の引き金と経過、育成環境、、家庭環境、学校での状況などできるだけ詳細に話を聞きます
(4)生活、習慣の背景も聞き、カウンセリングを通しての治療を試みます

※学校では、視力障害の子どもがいても、すぐに心因性のものかどうかを判別することは難しいと思いますので、限科で診察を受け、屈折異常や器質的疾患がまったく考えられないという場合には心因性を考慮してみるといいでしょう。

心因性による視力障害の治療法というものは、現在ではまだ確立されているわけではありません。
心理的に不安定な年齢の子どもにとっては、ささいなことでも視力低下の原因になったりします。そのため、原因が特定できず、改善が難しい場合があります。自然に治ることも多いですが、症状がなかなかよくならない場合は、心理療法で経過を見ることもあります。

大切なことは、親御さんがこういう病気もあるのだとしっかり認識することです。そして、子供とコミュニケーションを図り、本音でよく話し合い、子供の立場で考えてみることです。

もし腹痛、下痢をくり返すなどの他の心身症的症状があったり、友人関係や生活、塾・進路問題などで悩んでいる場合は、心因性疾患の治療の際に参考になりますので、学校の担任や保健室の先生ともお話させていただくこともあります。

長野県 長野市 眼科

診療科目 治療内容 視力回復