眼活 眼活
 

眼活 アンチエイジング 視力アップ 老眼予防

視力検査現代社会のインターネットは、生活に欠かせないものになり、誰もがパソコンやスマートフォンを使用する時代にと変化し、人類が経験の無い程に目を酷使している時代とも言えるのでは無いでしょうか。
電気が無かった暗い時代と比較しても、文字入力の文字が動く、動画やゲームの動くものを追いかける、まるで目が休まる時がない程に目を使っています。また西洋食による過度な脂質の増加等は、生活習慣病を増加させ、その影響が眼に負担をかける事になっています。 最近では正常眼圧緑内障の40歳以上の約6%が緑内障と判断され、そのうちのまた約6割以上が正常眼圧緑内障だったとされています。気が付かないうちに症状が悪化し、視力を失う人が増加している事実は、決して現代の生活習慣病とは無関係とは言い切れない状況にあります。

高血圧、糖尿、高脂血症、加齢などから目を守り、目を鍛える、アンチエイジング(抗加齢)によって視力を守る時代となった事を知っていただきたいと存じます。

眼活とは

眼活とは、眼を守り、眼の視力低下、眼病から守る活動を推奨しています。
■運動
■食べる
■寝る
の3基本を基に意識していただく事で日常生活の見直しができますが、残念ながら難しい事でもありますので、自分でできる3つの基本を心に留め置いていただければと思います。

パソコンやタブレット、スマートフォンなど生活に欠かせない道具となった時代に於いて、眼の疲れを軽減させるためには、食生活や運動などによって身体を生活習慣病から守る事です。それは眼病予防にもなります。しかし、眼自体の筋肉のストレッチや顔の表情筋を鍛える事でも、いくつかの眼科疾病から守ることもできることを知っていただきたいのです。その効果は視力回復(老眼予防)に繋がり、スマホ老眼、ピント調整にも効果があります。眼の周囲にある筋肉を鍛えたり、ストレッチをする事で後天性眼瞼下垂予防にも効果が期待されます。また眼の筋肉はバランスが悪くなると斜位にもなりますので、眼の筋肉のトレーニングは合理的でもあると言えます。 身体においても筋肉が衰えると引き締まった身体が重力で下がるのも頷けることでしょう。またアンバランスの筋肉は身体に負担をかけケガに繋がったり、肩こりにもなります。眼も同じように眼の筋肉にも同じ事が起こる事をこれで理解できる事でしょう。

それでは、どんな筋肉があるのかを知る事で、その合理性に納得いただける事と思います。
眼の筋肉には、「 内眼筋 」と「 外眼筋 」があります。
◼︎「内眼筋」は、眼球内に存在する筋肉で「毛様体」と「虹彩」の筋肉です。 
◼︎「外眼筋」は、眼球の外側にある筋肉で眼球運動をつかさどっています。

※内眼筋は、毛様体と虹彩の二つがあり、視力の焦点を変える筋肉の総称です。

※外眼筋は、4本の直筋( 内直筋、 外直筋、 上直筋 、 下直筋 )と、2本の斜筋( 上斜筋、 下斜筋 )があります。 この片眼6本の筋肉の動きで眼球を動かします。これらの外眼筋がバランスをとりながら作用しています。バランスが悪くなると斜位になる場合があります。

上記の内眼筋と外眼筋がレンズの焦点と動きを司り、正常な視野を確保しているとされています。これらの筋肉をバランスよく動かし、また衰えないように鍛える事で視力低下を防ぐ事になります。

1)眼のストレッチ 焦点を合わせるためのトレーニング

【近くや遠くを見る】内眼筋(毛様体筋)の眼活ストレッチ
ピント調整をする毛様体筋は、近くを見るときに収縮し、遠くを見るときには緩みます。
私たちの日常生活では、仕事や私生活でもパソコンやスマートフォンを使う事が多くなっています。パソコンやスマートフォンの画面を近くで見つめる時間が長くなり、遠くを見る時間が短くなっている事にお気づきでしょうか。遠くを見るにしても、そう遠くない場所に視点があり、毛様体筋が充分に動いていると言い切れないのです。言うなれば、毛様体筋は収縮したままの時間が長くあり、遠くを見るときにピントが合わなくなっています。遠くと近くとを交互に見る事で、ピント調整をさせて、硬くなった毛様体筋の眼活動をしましょう。柔らかく、しなやかな筋肉はアンチエイジング(抗加齢)にもなります。
 (1)鼻の前に人差し指を立てて、指先を10秒見つめてから10m先を見つめます。
 (2)鼻の前の人差し指を10秒見つめてから、今度は10m以上先を見つめます。
 (1)~(2)を数回繰り返しましょう。

2) 左右上下に動かして外眼筋を眼活ストレッチ(上直筋、内直筋、下直筋、外直筋、上斜筋と下斜筋)

6本の「外眼筋」を動かして眼球が滑らかに動くようにしましょう。目をぐるぐるまわしたり、寄り目にしたり、上下左右に動かしたり、眼をパチパチ瞬きしたり、眼球の位置を変えて硬くなった外眼筋を眼活ストレッチします。
 (1)眼を上下に10回動かします。(上下で1回)
 (2)眼を左右に10回動かします。(左右で1回)
 (3)眼を右回りで大きく10回回します。
 (4)眼を左回りで大きく10回回します。

3)目を温めて血流活性化 何もしない眼活動 光を遮断

視力検査word、excel、PowerPointなど業務で使うofficeソフトを使用したり、スマホでゲームをすることは、文字が動くのを眼で追いかけ、タイピングのキーを追いかける、また動く画像を眼で追いかけるなど、凝視することが多くなります。活字を眼で読む速度と違い、瞬く間に変換する文字やタイピングの速度、表示される文字を追いかける速度は、ここ2010年以降更にデバイスの進化で酷使している状況と言えます。タブレット端末、スマホの進化は同時に眼を酷使する時間を容易にしたとも言えます。 酷使した眼は酸素不足となり、眼の筋肉にも酸素を送れない状況を作っています。眼を休める時間も睡眠時以外にも、作ることが大切です。人は睡眠時でも眼球が動きますので意図的に1分瞼を閉じて、手で覆い光を遮断して休めましょう。

「目の血行をよくする方法」は、様々な近視に対しても有効です。
目の血行をよくすれば、「仮性近視」は治り、軽度の「屈折性近視」にも、よい効果が期待できます。
血行がよくなると、遠近調節を行なっている「毛様体筋」(もうようたいきん)の血流が活発になり、その結果、今まで緊張していた毛様体筋がほぐれることで「遠くを見たとき」に、レンズの役割をはたす「水晶体」を調整し易くなり(うすくでき)、遠くにピントが合うようになります。

リンパを活性化、胸鎖乳突筋を鍛えデコルテ美人で眼活運動

首を左右に向けた時に首筋に出る筋肉を胸鎖乳突筋と言いますが、スタイルの良い方に共通する筋肉です。首筋の美しさだけでなく、小顔や美肌にも繋がり、自然と姿勢も良くなります。胸鎖乳突筋のケアは男女関係なくメリットが多く、この胸鎖乳突筋が目立たない人は、この筋肉が弱くなり、猫背、肩こりに悩まされる事になります。デスクワークやスマホの操作で下を向く時間が長くなり、自然と猫背と肩こりの原因を作っていますので、意識的に胸鎖乳突筋を伸ばしてストレッチすると、デコルテのはっきりした小顔にもなり結果的には、眼に良い効果となって現れます。

この筋肉はリンパ節が集中している場所でもあるため、くっきりしている事が、血行が良く、リンパの流れもスムーズな状態を作っている事になります。顔のむくみが解消できるだけで無く、小顔と美肌につながり、美しい首筋と長い首と姿勢も同時に効果を得られるのがこの胸鎖乳突筋です。

ではどのように運動するのかですが、
(1)首を大きく下より左回り、右回りで首のしわが伸びるように数回ゆっくり回します。

(2)呼吸もゆっくり吸いながら首を回し上げ、呼吸を吐くときに回し下げます。
2~3回ゆっくり回したら、次は手を使い頭に手をかけ軽い負荷を掛けて伸ばしましょう

(3)首を右に傾け、右手で頭を押さえ、左肩を下げるように10秒程ゆっくり呼吸。

(4)上記の反対側を行います。
胸鎖乳突筋のストレッチを行う事で軽度の運動にもなり、二重顎の防止やフェイスラインをすっきりさせ、デコルテ美人に仕上がります。

山田眼科