食事について 食事について
 

食事について

視力検査緑内障は、自覚症状がないままに進行してしまい、気づいたときにはすでに失明寸前だった人も、少なくないといいます。眼科の診断を受ける、食事や生活習慣を改善する事で予防できます。

緑内障の予防食として「アントシアニン」というポリフェノール(植物の色素成分)。網膜や視神経、毛様体の血流を促す働きがあると考えられるそうです。目の疲れや視力回復のほか、「目の老化現象」である老眼の予防など、様々な効果を持っています。アントシアニンの含有量の多い食品としてはブルーベリーが有名ですが、それ以外にも様々な食べ物に含まれています。
さて、どちらも目に良いとされる成分である「ルテイン」と「アントシアニン」ですが、その違いについてはご存知でしょうか?それぞれの成分の違いや効果、またどんな食材に含まれているのかについてご説明いたします。

アントシアニン 青紫色の天然色素「アントシアニン」眼精疲労を軽減する

抗加齢医学(アンチエイジング医学)アントシアニンはポリフェノールの一種である青紫色の天然色素。植物を有害な紫外線から守る働きをしています。アントシアニンを含むポリフェノールは、体内でつくることができません。食事やサプリメントなどで摂取する必要があります。
強い抗酸化作用を持ち、目や身体の老化防止に欠かせない栄養素です。加齢に伴う老眼や白内障、加齢黄斑変性等の眼病や、視力低下の予防に効果を発揮します。また、アントシアニンには、血流を促進して目の毛様体筋の緊張をほぐす効果・効能があります。目の酷使による眼精疲労(目疲れ)の症状は、毛様体筋の緊張によるピント調節機能の低下が原因となるため、アントシアニンの摂取による改善が期待できます。

ビルベリー

アントシアニンを多く含む食品として近年注目を集めているのが、「ビルベリー」です。ビルベリーの果実には内部まで色素がしっかりと詰まっており、ブルーベリーの5倍ものアントシアニンを含む種類もあります。特にアントシアニンを多く含むビルベリーは、最近ではサプリメントに多く採用されています。

ブルーベリー

目に良い食べ物として真っ先に思い浮かぶのが、この「ブルーベリー」ではないでしょうか。ブルーベリーにもアントシアニンが豊富に含まれているほか、抗酸化作用の高いビタミンCや、血行促進・疲れ目の解消に効果のあるビタミンEなどが含まれています。
ビルベリーに比べて入手が容易で、調理しやすい点も良いところです。

黒豆

黒豆のつややかな濃い色はアントシアニンによるものです。
黒豆に含まれるアントシアニンは、体内の活性酸素を除去し、体を若々しく保つ効能があります。

カシス

カシスもアントシアニンを多く含む食品として知られています。
目の角膜や網膜の健康を保つ効果のあるビタミンAや、抗酸化作用の高いビタミンC、ビタミンEなどを豊富に含んでいるため、アンチエイジングにも効果が期待できる食べ物です。

ナス

ナスの皮の青紫色は、ナスニンというアントシアニンの一種によるものです。ナスの成分の多くは水分ですが、食物繊維やカリウム等も含まれています。

ぶどう

ぶどうの皮や種子には、アントシアニンやタンニン等のポリフェノールが豊富に含まれており、抗酸化作用の高い食品です。

ルテイン 黄色の天然色素「ルテイン」

視力検査ルテインはカロチノイドの一種である黄色の天然色素。人体にもともと存在している成分で、目の中の水晶体とよばれるレンズ部分や、その奥にある黄斑にあって目を守る働きをしています。ルテインは目の酸化を防ぎ、様々な目の病気の対策に効果があるとされています。
強力な抗酸化作用を持っていることで知られています。「目の老化現象」である老眼や、加齢黄斑変性などの様々な眼病の対策に効果・効能を発揮します。

ルテインの効果・効能と副作用
体内に吸収されたルテインは、網膜の中心にある黄斑部に蓄積されますが、加齢とともにルテインの量は減少します。ルテインの不足は眼病のリスクを高め、視力の衰えにも影響を与えます。波長の短い光を吸収するルテインは、ブルーライトともよばれる青色の光や紫外線を吸収する性質があります。そのため、目を有害な光線から保護し、サングラスのような働きをしてくれます。

ルテインの多い食べ物の代表は緑黄色野菜です。中でも、特にルテインを多く含む食品には下記のようなものがあります。

ブロッコリー

ブロッコリーには100gあたりに約1.9mgのルテインが含まれています。
また、ブロッコリーには抗酸化作用の高いビタミンCが多く、目の老化防止や、水晶体の透明度を保って白内障を予防する効果もあります。

レタス

レタスには、100gあたり約1.8mgのルテインが含まれています。

ほうれん草

ほうれん草には100gあたりに約10mgのルテインが含まれています。身近で入手しやすく、調理しやすいことからルテインの摂取におすすめの食品です。

ケール

青汁の原料によく使われるケールは、100gあたり約22mgと、ルテインを非常に多く含む食品です。各種ビタミンやミネラルも豊富で栄養価の高い食品として知られますが、独特の苦みがあり、食べにくいのが難点です。

グリンピース

グリンピースには、100gあたり約1.7mgのルテインが含まれています。

山田眼科